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2023.12.1

ETFの種類を解説!ETFはインデックスだけじゃない!?

ETFの種類を解説!ETFはインデックスだけじゃない!?
目次
01. 
ETFとは?ETFは上場投資信託!
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02. 
ETFのメリット!ETFにできて投資信託にできないことは?
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03. 
ETFの種類
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04. 
投資信託がETFより向いているパターン
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05. 
まとめ
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ボンジョルノ!皆さん、こんにちは!

皆さんはETFをご存じでしょうか?日本国内ではまだまだ投資信託のほうがETFより有名かつ人気かと思います。一応つみたてNISAでは制度上ETFも購入可能ですが現状は各証券会社で投資信託しか購入できない状況もあり、iDeCoやDC(企業型確定拠出年金制度)でも投資信託での運用が基本な点も、要因としてはあると思います。

とはいえ米国でのETF人気は高く、また東証に上場するETFも最近かなりバリエーションが増えてきており、ETFも進化しています。今回はそんなETFについて解説していきたいと思います。

ETFとは?ETFは上場投資信託!

ETFとはExchange Traded Fundsの略で「取引所で取引されるファンド」という意味となります。そのため日本語では「上場投資信託」と呼ばれます。投資信託は基本的に一日一回のタイミングでしか売り買いできず、基準価額はその日の市場の終値を基に算出されます。(投資対象が国内資産と海外資産の場合で基準価額反映のタイミングは変わります。)

一方でETFの場合は市場に上場されているので、市場が開いている場合はリアルタイムで取引が可能となります。また株式などと同様で信用取引も可能ですので、リスクヘッジとして空売りを行うことも可能ですので、投資信託以上に投資戦略の幅は広がります。

ETFのメリット!ETFにできて投資信託にできないことは?

ETFのメリット(投資信託にない長所)

ETFは上場投資信託と先ほど説明させて頂きました。故に市場でリアルタイムに取引することができます。この特徴により投資信託を用いて取引するより、活用度が飛躍的に向上しています。ではETFにできて投資信託にできないこと、すなわちETFのメリットについてみていきましょう。

ETFならリアルタイムに取引できる

投資信託はその日の市場の終値ベースで基準価額が計算されます。つまり価額が決まるのは休場日を除いて一日一回となります。これではデイトレードには利用できませんし、短期トレードにも不向きとなります。

ETFの場合は上場しているのでリアルタイムに価格が変動しますので、一日の中で何度でも売り買いできますし、投資家の方の任意のタイミングや価格での売り買いが可能なのがメリットとなります。

ETFなら指値注文が可能

投資信託と違ってETFであれば指値での注文が可能です。ある程度価格が落ちてきたら購入したいケースや、逆に価格が高騰した場合に売却したいケースは沢山あると思います。投資信託だと指値での注文ができません。一方でETFであれば指値注文が可能ですので、価格変動を考慮して注文が出せます。証券会社によっては逆指値注文も使うことができ投資信託よりずっと戦略的な取引が可能です。

ETFなら信用取引ができる。リスクヘッジにも使えます!

投資信託では信用取引ができません。一方でETFであれば信用取引が可能ですので、レバレッジを効かせて少ない資金でより大きい資金を動かすことも可能です。また空売りが可能になるので保有資産を売却することなく、相場下落のヘッジとして代わりにETFを空売りするなど相場の下落を踏まえた戦略的投資も可能になります。

ETFの方が税制上の効率がよい!故に投資信託より経費率も安い傾向に

ETFはその仕組み上課税イベントが投資信託より少ないため、税制上の運用効率は投資信託より高いといわれています。というのも投資信託の場合は投資家の解約が続いた場合は、ファンドがもつ資産を売却して現金化して、投資家の売却へ対応する必要がありますが、ETFの場合は投資家同士が市場で売買するだけですので、ファンド側でキャピタルゲインの発生に伴う課税機会が圧倒的に少ないのです。

また機関投資家や大口投資家であれば、ETFと現物の株式を交換することができます。この際の現物交換の場合も同様に、課税対象取引ではないためファンド側で課税されることはありません。そのため投資信託よりもETFのほうがファンド側で課税される機会が少なく、税制上有利と言われています。

ETFなら国外のファンドに投資可能!

ETFであれば投資信託と違い日本国内で販売されていないファンドであっても、米国株のように米国市場で購入することができるので、海外ファンドのETFに直接投資できるのも魅力的なポイントとなります。国内で自身が望む運用方針の投資信託が見つからなくても、米国に上場するETFに投資することで希望を達成できる可能性があります。

ETFの種類

ETFの種類(大きく分けると4種類!)

ETFはもともとS&P500など有名な株価指数に連動するパッシブ型の商品が一般的でしたが、昨今ではパッシブ型以外の様々なETFが登場してきていますので、それぞれを解説していきたいと思います。

インデックス型ETF

S&P500や日経平均などの指数のパフォーマンスと連動するタイプのETFです。ETFというとこのタイプをイメージされる投資家さんが多いかもしれません。今でも人気ETFの大部分がこのインデックス型であり、世界最大の運用資金規模となるSPDR S&P500 ETF Trust(ティッカーシンボルSPY)は1993年に導入され現在4200億ドル以上の運用資産残高となっております。

なお2位と3位もS&P500連動型のETFであり、上位3つの合計だけで1兆ドルを超えています。これまでETFは米国市場に上場されているイメージでしたが最近は東証にも上場していますので、国内投資家の方でも簡単にETF投資が可能となっています。

ブルベア型ETF

ETF内部でレバレッジが効いたETFとなっています。ブル型であれば指数が上がれば価格が上がり、ベア型であれば指数が下がると逆に価格が上がります。2倍3倍などレバレッジが効いたものを使って信用取引を行うような値動きを期待できます。

S&P500などの指数に連動しているものであれば、ブル型はS&P500が上昇すれば、レバレッジを効かせている分その上昇分以上に価格が上昇します。ベア型はS&P500が下落する方向に賭けているため、期待通りS&P500が下落すればその下落幅以上に利益を上げることができます。

ブルベア型ともにレバレッジを内部で効かせている分、経費がかかっているため長期保有には向きませんし、パフォーマンスも信用取引に近いものになるので初心者向け商品とはいえないでしょう。

アクティブ型ETF

ファンドマネージャーが銘柄を独自の基準で選定して運用するタイプのETFです。これまで投資信託でアクティブ型が多いイメージでしたが、昨今はETFでもアクティブ型が出てきています。国内でもアクティブ型は出てきており、最近東証に上場したもので「PBR1倍割れ解消推進ETF」や「政策保有解消ETF」などがアクティブ運用型のETFとなります。

こちらは指数連動するものではなく、完全にファンドの成果に依存する形となります。投資信託以外でもアクティブ型のファンドが出てくる時代となりました。なおアクティブ型であるため、経費率は投資信託のアクティブ型と同様にインデックス型よりも高い傾向になります。

個別型ETF

テスラやアップルといった個別株の日次ベース投資成果に連動するブルベア型ETFです。一番新しいタイプのETFとなります。短期間での取引に特化した商品となっており長期保有には向きません。個別型ETFを使うことで、信用取引を利用せずにレバレッジを効かせた個別株取引と似た運用ができるようになりました。

まだまだ対応している銘柄は限られますが、既にテスラやアップルやグーグルと連動する商品がETFとして登場してきており、新しいタイプのETFとして注目を集めています。ブルベア型と同様にレバレッジが効いていることもあり、投資初心者向けの商品とはいえないでしょう。

投資信託がETFより向いているパターン

ETFより投資信託が向いているパターン

投資信託も昨今はノーロードタイプといって購入手数料無料のものが増えてきています。一方でETFは上場株式の売買と同様に売り・買いのスプレッドもありますし、売買取引にかかる手数料が発生します。また見逃しがちなのですがETFの場合は、1口単位での売買取引となることが多いのですが1口数万円のETFもありますので、そうなるとつみたてNISAやiDeCoなどでよく使われるドルコスト平均法を使った定額毎月購入に使うのは難しいケースも存在します。そのためドルコスト平均法を用いた定額定期投資や、少額での投資を行いたい場合はETFより投資信託を使った投資が向いているといえるでしょう。

またアクティブ型ファンドはまだまだ投資信託のほうが選択の幅が広いため、アクティブ型ファンドへ投資したい場合は投資信託のほうが自分のニーズにあったものを見つけやすいでしょう。

まとめ

ここまでETFについてみてきました。ETFは指数連動型のインデックス型がほとんどだと思っていた投資家の方も多いのではないでしょうか?アメリカを中心に現在もETF人気はどんどん高まっており、今ではアクティブ型やブルベア型のETFも登場してきています。

また個別株に連動するタイプまで出てきており、まだまだETFも進化が続いているといえるのではないでしょうか?投資信託とETFでそれぞれ特徴も違いますので、投資スタイルに応じて投資信託とETFを上手く使い分けて上手に運用していきましょう!

それでは皆さん、アリーヴェデルチ!またね!

こちらの記事も是非ご参考になさってください!

黒田太郎
執筆者
黒田太郎
ファイナンシャルプランナー
オーストラリアのLaTrobe大学でコンピューターサイエンスを専攻。卒業後日系メーカーに就職しタイ、シンガポール、台湾に駐在し通算13年の海外生活を経験後、退職しFP(ファイナンシャルプランナー)として活躍中。 一人でも多くの人の役に立つような情報、たまにちょっとニッチな情報と幅広く発信させて頂きます! 保有資格 AFP認定者、ファイナンシャルプランナー2級、証券外務員一種、応用情報技術者
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